エンジニア出身リクルーターが変える人を深く理解するリクルーター・Graceに学ぶ、採用の本質
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採用の仕事に就くきっかけは人それぞれです。偶然その職に就いた人もいれば、人と組織への純粋な関心から選び取った人もいます。Graceはまさに後者です。
彼女の専攻は公共行政学——組織がどのように機能し、その中で人々がどう動くかへの関心を反映した、意図的な選択でした。公共行政学の学士号を取得後、さらに人材マネジメントの専門課程を修めたGraceは、一貫して「組織の人間的側面」に引き寄せられてきました。技術的な成果物ではなく、構造・文化・そしてそれを動かす人々への関心です。
原点となった経験:教壇が教えてくれたこと
大学卒業後、Graceはナイジェリアの国民奉仕制度(NYSC)の一環として、小学校で子どもたちへの指導を担当しました。採用とは一見無関係に見えるこの経験が、彼女ににとって最も根本的な職業的素養を育てることになります。
子どもに何かを教えるには、並外れた忍耐力が求められます。急かすことはできません。理解を前提にすることもできません。一人ひとりをよく観察し、その子がいる地点に寄り添い、そこから着実に前に進める——それが教育の本質です。
Graceはこの経験をそのまま採用の現場に持ち込みました。特に、不慣れで複雑なプロセスを歩む候補者との関わり方に、その影響は色濃く表れています。急かさない。一方的に話し続けない。聞き、調整し、導く。この「注意深く関わる姿勢」が、彼女のリクルーターとしての際立った強みになっています。
「指導の仕事は、他のどんな経験も教えてくれなかった忍耐を教えてくれました。特にプロセスが難しくなったとき、候補者に対して同じアプローチを取っています」
多様な経験が育てた「動き続ける力」
Wecrin参画以前、Graceのキャリアは多彩でした。ウェブデザインのフリーランス、各種アシスタント業務、ソーシャルメディア管理——異なる環境で実践的なスキルを積み上げてきた彼女は、常に何かを学び、試し続けてきた人物です。
Wecrinへの参画機会が訪れたとき、彼女はまだ在学中で、人事の課程を修めている途中でした。しかし彼女が持っていたのは、旺盛な好奇心・HRという実践への真摯な関心・未知の領域に飛び込んで自力で切り開く意欲でした。
「新しいことを試してみたかった。好奇心があったし、ここならそれができると感じました」
その直感は正しかったと、今の実績が証明しています。
クライアントの「本当のニーズ」を読む視点の獲得
Graceは2025年にWecrinに参画し、エンジニアリング・テック領域のポジションを担当しました。経験の浅いリクルーターにとって、要求水準の高い専門領域です。入社後の数ヶ月は急速な成長が求められましたが、CEOをはじめとするWecrinチームのサポートのもと、彼女はその期待に応えました。
この時期に起きた最も重要な変化は、視点の転換です。
最初は「要件書に書かれていること」に集中していました。しかし次第に、「クライアントが本当に必要としていること」に目を向けるようになりました。求人票の行間を読み、その背後にあるビジネス課題を理解する力——それが身についたことで、アウトプットの質が根本から変わりました。
「仕事が始まる前の仕事」を徹底する準備力
Graceのアプローチを最も端的に表しているのが、準備への姿勢です。クライアントとの打ち合わせ前には必ず企業調査を行い、想定される質問を整理し、考えをまとめてから臨みます。打ち合わせ中は詳細なメモをとります。準備できることを、即興で済ませることはしません。
この姿勢は、自動車テクノロジー領域のApplied Intuitionへの採用支援で試されました。クライアントの要件は技術的に高密度で、正確な解釈が求められました。Graceは業界を調査し、役割への理解を深め、最初のコミュニケーションから正確で十分な情報に基づいた対話ができる状態を整えました。
現在注力しているプロダクトマネジメント職の採用は、また異なる難しさを持ちます。テクノロジー・ビジネス戦略・ユーザー体験が交差するこの職種の採用には、実務レベルでの理解が不可欠です。それでもGraceのアプローチは変わりません——調査し、準備し、理解してから動く。
Graceが採用担当者として際立つ理由
採用の世界で自分について知ってほしいことを聞かれれば、Graceの答えはシンプルです。「自分がすることすべてに意図を持っている」ということ。
採用の背後にあるビジネスを理解したい。求人票に書かれた条件だけでなく、クライアントにとっての「成功の定義」を知りたい。それを実現するために、必要であれば一歩多く踏み出す——義務だからではなく、それが仕事を正しく行う唯一の方法だと信じているから。
ソーシャルメディア管理の経験も、子どもへの指導の経験も、履歴書の上では採用業務とは無関係に見えるかもしれません。しかし実際には、これらの経験がGraceをより柔軟で、より共感力が高く、より周到なプロフェッショナルにしています。
クライアントが期待できること
Graceが担当する採用案件では、こうした姿勢が一貫して発揮されます。
初回の打ち合わせから、すでに調査を終えた状態で臨む
業界を十分に理解した上で、的確な質問をする
まだ知らないことについては、素直にそれを認め、補完する
進捗報告を確実に行い、プロセス全体を通じて明確なコミュニケーションを維持する
複雑・専門的・あるいは成否の影響が大きい採用案件において、準備力・傾聴力・そして行動の意図を明確に持つ姿勢——これらはプロセスが本当に必要としているものです。
おわりに:採用を「仕事」ではなく「責任」として担う
GraceはWecrinが大切にしている信念——重要な採用を担う人は、その背景にある仕事と人を本当に理解している人であるべき——を体現するメンバーです。
採用に関わるお悩みや、複雑なポジションへの採用支援について、ぜひWecrinにご相談ください。


